「ビジネスの能力を上げたい!」向上心のある社会人なら誰しも思うこと。ただ、意識はあるのだが何から始めたら良いか分からない、そんなケースも少なくありません。

会社の上司や先輩に手法を訪ねても「日経新聞を読め」だとか「本を多読しろ」とか漠然としたアドバイスしか得られないことも多いです。

日経新聞は各業界の情報が詳しく載っているし、勉強になるのは間違いないのですが、なにせ初心者にはとっつきにくく、また価格も比較的高めです。生半可な気持ちで購読をスタートすると、即座に積ん読状態になって、玄関や部屋の角に新品の新聞が山積みになること請け合いです。電子版を契約したら、最初の数日読んで、あとはクレカから毎月購読料だけが引き落とされる寂しい現実が待ち受けているでしょう(←私も経験者ですw)

実際、これからスキルを身に着けたいと考えている初心者にはハードルが高すぎるのは間違いありません。

私の経験上、ビジネスの能力は

①経験にもとづくもの
②知識にもとづくもの

2つに分けられます。①はごく短期間に磨き上げるのは難しく、やはりそれ相応の時間を要するものですが、②はやり方さえ分かってれば短い時間でマスターできます。

幅広い分野の知識を薄く広く知っていることはビジネスでの大いなる強みになりますから、ここを最初に理解して、必要であれば日経新聞まで到達する流れが理想的でしょう。

20代~30代中盤の若手に私がお勧めしたい方法は「日経業界地図」をざっくりと読み込むこと。この本は就職活動をする学生に人気の本なのですが、実は就職後に社会人になった後もとても役立ちます。ターゲットを学生に置いているせいか、内容が充実しているのに1200円で手に入るのも嬉しいところ。

最新の2020年度版だと180業種、4200企業・団体の情報が網羅されています。2~3年に1回程度、同誌を読んでいれば、他の社会人と比較して情報量で遅れを取ることはまずありません。1年換算で600円の自己投資、早速スタートされてみませんか?